・今週はV6がベスト盤を発売している。
・今週はV6がベスト盤を発売している。先週までドリカムベストが3週連続1位を獲得しているが、V6の登場で途切れる予定。

V6のこの4日間の累計は13.9万枚。前回2006年8月2日に発売されたベスト盤は初動10万だったため、こちらは楽々超えている。ただ、2001年1月1日に発売されたベストは初動26万だったため、遠く及んでいない。

V6といえば、これまで1位も数えきれないほど獲得し、確かな人気はあるのだが、あまりにも代表的なヒットがなく、すべてが横並びとなっていることが、最大の特徴である。直近では、2015年5月8日に発売されたシングル「Timeless」も1位を獲得したばかりであり、デビューから20年となる今年も人気ははっきり健在である。

デイリーを見る限り、ベストだからといって伸びが大きいわけでもないようだ。初動型の性質も普段と変わらず、2週目以降に伸びるとも考えにくい。ただ、20年間のシングルを追えるという点で、非常に魅力的な作品である。

・アルバムの下位の話。嵐の6年前のベスト盤が、登場300週を超えている。2009年の8月19日発売であるから、もうまもなく6年。それでも、ほぼ毎週欠かさずランクインしている。

発売当時は、前年にシングルが年間1位をとったなどの勢いが高じてとにかく波に乗っており、3週でミリオン、そのまま年間1位を獲得。翌年もロングヒットし、30万以上売り上げて年間19位だった。その後もひたすら売れ続け、気づけば6年、300週となっていた。

ジャニーズとしてはもちろん快挙であるが、普通の一般のアーティストでも、300週というのはあまりない。ロングヒットといえば、小田和正が2002年4月に発売した「自己ベスト」が500週ランクインしたというのはあるが、そのくらいである。ともかく、ジャニーズにもかかわらず、驚異的なロングヒットをしている、ということである。

シングルの勢いは微減を続けながらも50万付近をもう8年くらいのあいだキープしている。それだけファン層も強固で、人気も高いことがわかる。未だにベスト盤が売れているということは、まだ新たにファン層を広げているのかもしれない。

ちなみに累積売上は195万。あと5万でダブルミリオンという大台だが、達成までの期間を計算してみた。

現在の週間売上はだいたい300枚あたり。ダブルミリオンまでは4.3万枚くらいなので、割ってみると、143週という数字が出てきた。約3年である。道のりは長いことはわかりきっているが、数字になるとまた長い。また、毎週のランクインが必ずしも続くとも限らず、圏外になればまた一歩遠ざかるのである。

もしかしたらもしかするかもといったレベルの話に過ぎないが、少しでも望みはあるだろう。しかし、夢のまた夢の様な話には違いない。

・他、アルバムはロングヒットが多い。ユーミンの2012年末に発売されたベストも、毎週欠かさずランクインしている。初動33万、2週目13万という驚異の推移だったが、その後も息切れすることなく実に長く売れている。だが、これだけ売れてもまだ90万にも届かずミリオンは遥か遠く、というのは、やはり時代である。

また、洋楽のロングヒットも多い。というよりは、洋楽はほぼ必ずロングヒットする。最近だとテイラー・スウィフトの最新作「1989」も初動5万から累計20万を超えている。また、2012年の「レッド」は、初動3万から累計はなんと30万超え。だいたい10倍の伸びである。累計自体も特段高いわけではないが、初動からの伸び率はすさまじい。

こうしてみると、アルバムの超長期間のランクインは、だいたいがベスト盤である。時代が変わっても、シングルをまとめて追う、代表曲をおさえるなどのニーズは変わらないからであると思われる。あとは洋楽。これはレンタル解禁が遅いというのも大きいかもしれない。

アルバムランキングでは、このような膨大な週数のロングヒットがたまに見られる点も醍醐味である。人々に深く長く聴かれるアーティスト・作品が何か。人気のあるアーティストは誰か。人気のある作品は何か。それをCDから読み取る余地は、まだあるかもしれない。