・サザンのベストがいつまでも売れている。
・サザンのベスト盤「海のYeah!!」は、98年発売であるが、その年だけではなく、その後現在に至るまで約17年間、実によく売れ続けているのは周知の通りである。サザンが活動休止、活動再開する際はもちろんのこと、特になんの話題もない現在でも、未だにアルバムランキングの300位内に入り、累計を加算し続けているのである。登場週数は400週を優に超えており、小田和正の「自己ベスト」の500週超えに次ぐ膨大な記録を貯蓄している。

そんなサザンのベストだが、またひとつ動きが出ている。今年の1月頃に、サザンの累計が352万に達し、同じく98年発売のEvery Little Thingの特大ヒットアルバム「Time to Destination」の累計を逆転したことは、このサイトでも紹介した。そして今回は、サザンの累計が353万を目前としていることで、2000年発売の倉木麻衣のデビューアルバム「delicious way」の累計を逆転することが、確実となっているのである。

計算したところ、すでに差は793枚。倉木麻衣が今後累計を伸ばす可能性はもちろん皆無であること、サザンの現在の売上ペースはだいだい1週間で300枚であることから、この差は最短で3週もあれば埋まってしまい、逆転に至ることになる。ただし、サザンが今後圏外に転落する可能性もあるため、時間を要する可能性もあるが、もはや逆転は不可避の状態となった。

サザンが倉木を逆転すると、サザンは歴代アルバム9位に浮上、倉木は10位に転落となる。同8位は2002年の宇多田ヒカル「DEEP RIVER」だが、累計は360万。これは容易には到達できない。サザンが今年に入ってからとんとん拍子に歴代ランキングを駆け上がっているが、しばらくはこのままの順位で落ち着きそうだ。それにしてもサザンのアルバムはよく売れるものだが、それもベストを乱発していないからであり、1枚のアルバムの価値が高く評価されているからであると考えられる。