・カラオケランキングなど。
・最近のカラオケ事情について。ひまわりの約束は、この1ヶ月のあいだずっと1位だが、2位以下が常に変わっている。

最新の2位は、なんと家入レオ「君がくれた夏」。月9効果がそんなに高かったのか、配信でも絶好調でカラオケでもすでに2位。残るはひまわりの約束のみである。そこまで代表的なヒットになり、世間に浸透している感覚はないのだが、カラオケランキングでは2位になっているらしい。そんなに人気があるのか、繰り返しになるが、実感はない。

家入レオにおされて3位になったのが、中島みゆき「糸」。1位にもなったことのある楽曲だが、定着はできず、三代目やら秦基博やらにおされて結局トップから徐々に離れてしまっている。

7位にいきなり入ってきたのは西野カナ「トリセツ」。先週20位内にもいなかったのにいきなり7位。そして、驚きなのは、西野カナのカラオケ人気の高さである。昨年の「Darling」に始まり、今年の「もしも運命の人がいるのなら」も続いてカラオケでヒットしたとおもいきや、今度はその次の「トリセツ」まで連続でヒットしている。昨年まではカラオケ人気も特になかったのだが、ダーリンから何かが変わったのだろうか。トリセツも配信でもれなくヒットするなど、完全にいつもどおりの動きをしているため、このトリセツももしも運命の人がいるのならと同様、しばらくはランキングにいつづけるであろう。

その他は通常通り。UNISON SQUARE GARDENなど、最新曲がカラオケで人気を博しているのは最近の特徴である。

・今年も、CDのヒット作が本当に出ない。シングルで目立った動きをするものは皆無。アルバムでは数作あるものの、数は非常に少ない。その中でも随一のものは、三代目「PLANET SEVEN」である。発売後から常に年間1位となっており、粘りも相当なもの。つい数週前まで半年以上、1週もかかさず週間50位内を守っていたほどである。初動の50万から累計を現時点で85万まで伸ばしているあたりも、この不況の底辺のような現代においては、まさに快挙である。下手な小細工もなしに純粋なヒット作品として、今年の顔にふさわしい、まさに三代目にとっても、この2015年にとっても、間違いなく代表作品といえるであろう。

もうまもなく早くも発売から1年近くが経過するが、その頃には年末年始を迎え、音楽特番の季節になる。そこでも三代目が多数露出することは確実であり、それによりアルバムにも好影響が出るのかが、今後の注目点である。また、このまま年間1位になれるかもまだわからない。10月21日には嵐がニューアルバムを発売し、しかも発売形態は昨年までの2種リリースから3種リリースになる。これによる売上の大幅増の可能性については先日言及したが、それによっては三代目の年間1位が一瞬にして崩壊する可能性をはらんでいるのである。

また、累計が85万にもなってくれば、今後は90万、そしてミリオンまで視野に入ってくる。現在のペースでは90万すらかなり遠いほどにまでペースダウンはしているが、年末年始に追い風が吹けば、売上回復に伴い累計を伸ばす可能性はある。しかし、昨年アナと雪の女王のサントラが、紅白でも取り上げられ紅白効果を期待された中、売上はむしろ落ちる一方だったという、紅白逆効果という事例があったことも、忘れてはならない。もはや現代は、テレビによってCDが売れるとは必ずしも限らない状態になってしまっているのである。

今年といえば、ドリカムもすさまじかった。首位返り咲きが2度もあるなど、驚異のロングヒットが最大の特徴であったドリカムのベスト盤であるが、さすがに現在は発売から3ヶ月が経過し、勢いに陰りがみえている。しかし、急激な降下を起こしているわけではなく、まだまだ累計の伸びには期待できる状況である。現在累計77万付近であり、このまま80万までは確実に射程圏内である。ドリカムに今後年末効果があるのかは不明。まずメディア露出があるのかすら疑問である。ただ地力は言わずもがなであり、露出なしでも売れ続け、三代目を逆転してしまってもおかしくない。こちらも引き続き楽しみである。

あと今年ならではなのは、セカオワの「Tree」。昨年末から年始にかけ、「Dragon Night」が猛烈に配信でヒットし、カラオケでも2月に1位を獲得する状況の中だけに、アルバムも好調。まだ50万に届いておらず、上記の2組に比べると数字上は劣って見えるが、こちらも間違いなく今年のヒット。ただドラゴンナイトのカラオケ人気は明らかに下火で、どうも不安なところも見え隠れする気がする。

この他、ミスチル、サザンが新鋭に混ざって改めて底力、貫禄を見せたのも今年の現象。ざっと見た限り、今年の印象は以上である。まだ今年も3ヶ月あり、今後は先程も述べた嵐のアルバムがあり、波乱含みである。CDのヒット作は非常に出づらい世の中になってしまったが、ないわけではない。1枚でも多く出るよう、引き続き見守りたいものである。