・今週はback numberがニューアルバム「シャンデリア」を発売し、期待通りヒットを記録している。
・今週は、先週の星野源に引き続き、旬のアーティストがニューアルバムを発売し、勢いに乗っている。それはback number「シャンデリア」である。数字も星野源と同じような動きで、初日だけで6万を超えるスタートを記録しているが、これはback numberにとってはダントツの自己最高記録である。2日目以降も粘りが続いており、いわゆる「旬なアーティスト」の動きである。

back numberの今作は2014年3月の「ラブストーリー」以来のニューアルバム。前作以降、「ヒロイン」「SISTER」「手紙」「クリスマスソング」が立て続けにヒットしている中リリースとなった。また、「クリスマスソング」に至っては、月9主題歌に起用されており、さらに注目度が増していた。

そんな中だけに、初日から好スタート。また、2日目以降を見ると、星野源を上回る動きをしている。ということは、初動も星野源のそれを超え15万を突破する可能性もあることになる。

back numberは残念ながら紅白の出場はない。ただし、その他諸々の年末特番には出演が予想されるため、back numberも星野源に引き続き、年末年始のアルバムを盛り上げていく存在になりそうである。

また、「クリスマスソング」は月9主題歌に起用されているが、その効果か、今週のカラオケランキングではいきなり6位に初登場。前週には20位圏外だったにも関わらず、である。これはback numberの人気上昇はあるが、年末になり季節柄ということもあるだろう。レミオロメン「粉雪」も、もはや毎年恒例となっているが、今年もカラオケで浮上している。

ちなみにback numberがカラオケランキングに入ってきたことは今まで皆無だったはずで、今年初頭にそこそこヒットした「ヒロイン」ですら、カラオケでは今ひとつだった。ところが今回はカラオケ人気までついており、アルバムのヒット、配信のヒット、もちろんシングルもヒット、と好条件が実に連なっている。昨今のアイドル勢がはびこる中、このような実力派ロックバンドとでもいうべきか、正統派といえるようなアーティストが人気を上昇させているのは、実に正常な現象である。星野源、back number、そして次週アルバムを発売予定の秦基博、この3組は今月の要注目である。

振り返ると、今年はじめの1月には、SEKAI NO OWARI、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEといった実力派がアルバムを連続ヒットさせていたが、今月はその再来とも思われるほど、彷彿とさせる。今月のアルバムには期待したいところだ。

・今週のカラオケランキングでも、小さな動きがあった。まず、西野カナ「トリセツ」が、中島みゆき「糸」と秦基博「ひまわりの約束」による2強の壁を破り、2位に到達。ちなみに1位は秦基博、3位は中島みゆきだった。ここまでくると、西野カナがいつ1位になってもおかしくない状況であり、改めて西野カナの威力には驚く。西野カナは、カラオケ上位常連とはいえ、1位になった記憶はない。「Darling」などもおそらく1位にまではなっていないであろう。ということで今回1位を獲得するようなことがあれば、これまた事件である。

6位には前述の「クリスマスソング」。月9効果はこの時代でもやはり偉大なのか、しっかり人気をつけてしまっている。家入レオ「君がくれた夏」に引き続き、月9にとっては2期連続のヒットである。ちなみにその前は嵐「青空の下、キミのとなり」であり、こちらはヒットしていない。

10位には上昇を継続している浦島太郎(桐谷健太)「海の声」。こちらもback number、星野源らと同様、配信でヒットしている。携帯のCMからの楽曲であるが、CM好感度が高いという報道もあり。こちらも今後の動きは未知数。

・他、再びアルバムランキングより。前述の星野源、back numberだが、過去作が浮上している。星野源については前作「Stranger」をはじめ、「エピソード」「ばかのうた」を300位圏内にて確認。back numberも「ラブストーリー」「blues」「スーパースター」がランクインしている。過去作の浮上は、アーティスト自体の人気もしくは関心が向上していることを意味しているといえる。また、配信でも同様に過去作品が浮上しており、星野源「SUN」が夏のヒットから再浮上、back numberは「ヒロイン」が再びシーズンを迎えたためか浮上し、「高嶺の花子さん」もランクイン中。このように多方面というか複数の媒体、複数のバロメーターでヒットを観測できるということは、真に当たっている、といえるはずである。