SMAP騒動から1か月が経過、その後の動向などなど。
・1か月ほど前に発生した、SMAPの騒動による「世界に一つだけの花」購入運動であるが、発生直後の動向は凄まじく、4万台の売上で週間3位という、強烈な結果を残した。4万台であれば、週が違えば1位もありうるレベルである。13年前の作品が1位に返り咲きという結果はさすがにならなかったが、相応の印象は残したといえる。

その後は、購入運動も沈静化し、順位は日に日に落ち着いた。特に今週に入ってからというもの、勢いはさらに急激に衰えているようだ。先週までは、新譜の登場する火曜はともかくとして、早ければ水曜からデイリーでトップ10に返り咲き、そのまま安定するという動きだった。しかし今週に入ると、先週までの勢いが嘘のようである。火曜付で順位を大きく落とした後、一向に戻ってくる気配がないのである。30位台で停滞し、あきらかに変調である。

ただ、13年前の作品が1か月以上もデイリーランキングにおいて安定的にランクインしているという現象自体、極めて異例である。この実に純粋な支持の大きさは、大いに評価に値するといえる。

・昨年アルバムが80万枚以上を売り上げ、改めて強烈な人気ぶりを示した三代目が、今年3月末にニューアルバムを発売する。順当にいけば、今年も昨年並みの売上が期待できそうであり、年間でもトップレベルの作品が登場することになる。

タイトルは「THE JSB LEGACY」と発表。「starting over」「STORM RIDERS」「Summer Madness」「Unfair World」といったシングル群や、配信でロングヒットしているThe Sharehappi「Share The Love」も収録されるという。三代目の2015年の総決算とでもいうべき内容であり、売れる条件は揃っているといえる。

売上がどうなるかが非常に気になるところだが、前作は非常によく売れたため、前作並みでも大いに成功といっていいと思われる。前作を超えてくるとなると、いよいよミリオンも間近となってくる。逆に前作を下回るようであれば、ややピークを過ぎたという印象になってしまいそうだ。

最近の動向は、カラオケでは依然として「RYUSEI」がヒット。配信でも各シングルがロングヒット。アルバムでは前述の前作「PLANET SEVEN」が、1年以上経過しているにも関わらず、未だに100位内に毎週入り、累計を伸ばし続けるほどの粘り強さ。普通に考えれば勢いの高さは明らかで、相応の結果が出てくるはずである。

・最新の配信では、新作が人気を博す場合もあるが、依然旧作は強いまま。紅白効果を受けていた星野源「SUN」も、未だ最上位で売れているほど。ONE OK ROCK「Wherever you are」も同様。ワンオクについては、2010年のアルバム「Nicheシンドローム」が再浮上して売れているのも見逃せない。

他、新作でいえば、手嶌葵の月9主題歌がヒットしている。落ち着いて考えると、最近の月9の勢いがすごいことに気づく。ドラマがどうこうはさておき、主題歌はほぼもれなくヒットするのである。遡ると以下のようになる。

手嶌葵「明日への手紙」
back number「クリスマスソング」
家入レオ「君がくれた夏」
(嵐「青空の下、キミのとなり」)
chay「あなたに恋をしてみました」
(Mr.Children「足音~Be Strong~」)

ミスチルと嵐については、CDは売れたものの浸透しているかはいささか疑問であるが、その他の作品については軒並みヒットしたといってよい。実に多様なアーティストが、月9を通してヒットをとばしており、傾向としてはよいと思われる。

・最新のカラオケでは、配信よりも旧作優勢の傾向が強い。ただその中でも、SMAP「世界に一つだけの花」が浮上するなど、この時期特有の作品もある。他、back numberが「クリスマスソング」「高嶺の花子さん」に続き、「ヒロイン」までランクインさせるなどの動向も見せている。

あとは、AKB48が「恋するフォーチュンクッキー」以来のヒットを飛ばしており、朝ドラ主題歌の「365日の紙飛行機」がそれである。こちらは配信でもロングヒットしており、またしても代表曲になるかのような様相を呈している。先日AKBが長持ちしている云々という記事があったが、今回のように真のヒットをたまに出してきていることがそれに大いに貢献していることは間違いない。それにしても、「恋するフォーチュンクッキー」のときもそうだが、実にいいタイミングでヒットが飛ばせるものである。これも策略だとすれば、ただ圧巻である。