・今更ながら、嵐がミリオンを記録した。
・もう2か月ほども前になる話であるが、嵐が昨年10月に発売したオリジナルアルバム「Japonism」が、ミリオンを達成した。といっても、それから2か月ほど経った今でも、累計はほとんど伸びておらず、1万枚も伸びていない。かなりギリギリの達成である。しかし、嵐にとっては久々の快挙で、ミリオンは嵐にとって2010年のオリジナルアルバム「僕の見ている風景」以来約5年ぶり。2009年のベスト盤と合わせ、嵐にとってはミリオンは全部で3作品となり、三大ミリオンとでもいうべき状態が完成した。

嵐以外でのミリオンとなると、それ以前では2012年のミスチル、2011年のいきものがかり(年間ランキングでは分断)、2009年のミスチル・GReeeeN、といった具合に遡る。2008年まではミリオンも多かった印象だが、2009年以降は急激に減少し、数えられるほどしかなくなった印象。近年ではもちろんミリオン作品はほぼ皆無である。その中でミリオンを突破した嵐はさすがではあるが、勢いで突破した作品ではなく、あまりインパクトはないように思われる。

つまり今回は無論施策を強化したことによるミリオンであり、勢いの増加などは一切関与していない。ミリオンといってもあまり強烈な印象は残っていないように思われる。

・「世界に一つだけの花」が、どうやらかなり粘っているようである。現時点ではすでに騒動から2か月ほど経ってしまっているが、未だにデイリーランキングでのランクインが続いている。もはや2016年発売の大方のシングルよりも粘ってしまっており、2003~2004年にすでに250万枚を売り上げてしまっていてもなお、2016年にその他大勢の新作よりも売れているという状況。今年の売上だけで10万枚が近くなっており、仮に250万枚売れていなくても、そこそこのヒット作といえるレベルである。とにかく売れている。

騒動に関係なく、もはやランクインするのが当たり前とでもいえるような状況。騒動が沈静化すればすぐに圏外かと思われたところ、未だその気配が感じられない。無論下降傾向にあるのは間違いないが、まったくもって桁違いの知名度・人気を誇る作品である。このレベルの作品はめったにないのは間違いない。

・先月10日、デビュー25周年記念として発売された、ZARDのベストがじわりじわりと好調を示している。発売から1か月がたった今、デイリーランキングでは旧作筆頭に浮上し、連日2位をキープ。売上は1000枚ギリギリと、決して高くはないが、その他大勢を逆転し粘っている様子は一際光っている。

ZARDも2007年の件以降新作はほとんど出ておらず、企画ベストのようなものが乱発されたイメージだが、未だベストは売れている。それほど全盛期の作品の完成度が高く、人気も高い、そして時代性が関係なく、普遍的であるのが要因かと思われる。いいものはいつきいてもいい、というような状況。新作もなく、今までも数多く発売されたベストが再度発売され、今でも10万枚を超えるヒット、そして一気に売れるわけではなく、時間をかけてロングヒットしているのが現状。ZARD人気も実に根強い。

・今週のデイリーランキングで、星野源の「YELLOW DANCER」が好調のようだ。CDショップ大賞なるものの影響でもあるようだ。ちなみにこれまでは、同時期発売だったback number「シャンデリア」とともにほぼ同水準で売れ続け、デイリーランキングでの動きもかなり拮抗していたようだが、今週に至っては、完全にback numberを引き離してしまっている。前述の賞の効果もありそうだが、純粋な今のニーズも関連しているように見える。

つまり、現在の配信ランキングをみていると、星野源のアルバム収録曲である「SUN」は未だトップ10レベルであるが、back numberの楽曲は以前まで好調だった「クリスマスソング」を筆頭としたシングル群が、配信の上位には確認できない。配信だけで見れば、星野源の方が粘っているのである。カラオケでの人気もほぼ両者では同等なため、配信での差がアルバムにも反映されているのかもしれない。

・最近の配信の上位では、新曲が増加している。その中で、未だ昨年のヒット曲も残留しており、星野源「SUN」、西野カナ「トリセツ」がそれである。ONE OK ROCK「Wherever you are」も同様に残留。こちらについては、さらにはこの数週でカラオケランキングにも入るようになり、常連化する気配を漂わせている。

・最近のカラオケでは、上位が大きく変動するような目立った動きはなし。ただ、この時期といえばレミオロメン。「3月9日」が当日特需を起こす他、「粉雪」も季節柄ランクインが続く。冬から春にかけては、毎年必ず100%の確率でレミオロメンの2曲が入ってくる。ここまで2曲を成長させた、もしくは成長する楽曲を制作したレミオロメンがすごいということになる。

ただ、昨年の実績を確認したところ、「3月9日」が当日を終え、「粉雪」も春になってしまえば、意外と早く転落している様子がある。あくまでも季節による効果になっているが、2曲が同じ季節の定番になるというのはさすがといったところ。