嵐について。
・今週のシングルでは異変が起こっている。それは先週初動73万で初登場1位を獲得したばかりの、嵐のニューシングル「I seek/Daylight」である。盤種追加により3年前の前例と同様の現象を発生し、完全に寸分の狂いもない予想通りの動きを見せた嵐だが、2週目の今週も注目となっている。

それは、1999年のデビュー以降、シングルでは一度たりとも達成していなかった2週連続1位のチャンスが到来しているからである。振り返れば、これまで嵐はV2のチャンスがなかったわけではない。しかし、いずれも強敵にあたるなどして、結局ここまで約17年間という長い期間、一度もシングルではV2がなかった。そして今週これまでのチャンスの中でも最大のチャンスが訪れている。

すでに最新の木曜のデイリーでは1位に復帰。この時点で2位以下の新譜との累計では一定の差がついており、今後デイリー1位をキープすることで、さらに安全な態勢を築くとみられる。しかし、嵐は初動型が年々進行しており、2週目とはいえ粘りはあまり感じられない。V2の可能性は高いとはいえ、何か想定外の一発逆転のような現象が起これば、V2も潰えるほどの差でもある。残り3日間となっているが、無事にV2に到達できるのだろうか。

ちなみに、これまでの主な2週連続1位のチャンスが到来し、かつ達成されなかった例は以下の通り。


・1999年のデビュー曲「ARASHI」では、初動55万の後2週目でも12万という、時代ならではの高動向。しかし、これも時代ならではだが、1位は宇多田ヒカル「Addicted To You」の初動ミリオンとなり、V2ならず。

・2007年「Love so sweet」がドラマとともに大ヒットし、2週目も8.9万枚というデビュー曲以来の高水準を記録した。しかしこの時代は、同時に大ブレイクしていた絢香×コブクロ「WINDING ROAD」が初動13万、そして同じく花より男子効果の宇多田ヒカル「Flavor Of Life」が初動27万と、こちらも奇跡の大復活を果たしたため、嵐は3位だった。

・2010年「Troublemaker」が安定の初動54万を記録した後、2週目は2位だったが、3週目に返り咲きのチャンスが到来。ライバルは渡り廊下走り隊「アッカンベー橋」で、低レベルながら僅差の争いとなったが、当時AKB一派にはブレイク途上の猛烈な勢いがあったと考えられ、その勢いが多少は渡り廊下にも反映されたのか、僅差の争いを制したのは渡り廊下。嵐は3週目も2位だった。

・2013年「Calling/Breathless」が初動75万と自己最高を大幅に更新する大爆発。しかし2週目はその勢いは受け継がれず一気に沈静化し、4位まで後退した。


主な例は以上だが、もはや10年近くトップレベルの初動を記録しておきながら、これまでV2がなかったというのは、いかに初動型であるか。これはAKB一派と同様である。

・先週とりあげたアリアナ・グランデは、初登場2位だった。1stから3作連続トップ3は史上初とのことである。確かに、1stから2作連続ミリオンだったアヴリル・ラヴィーンも、1stは最高6位。2011年に累計75万を記録したレディー・ガガも、1stの最高位は6位だったはずである。しかし、少女時代やKARAについては1stから連続でトップ3入りしていると思われるが、洋楽の対象外なのだろうか。

アリアナ・グランデは今後も累計を伸ばしていけるのかが注目。最近では洋楽の上位進出があまり感じられないため、アリアナ・グランデに期待したいところ。

また、同じく先週言及したエリック・クラプトン「アイ・スティル・ドゥ」が、ギリギリで初登場10位と、滑り込み。洋楽が2作同時にトップ10入りだった。