「世界に一つだけの花」の売上が未だに動いている。
・SMAPが2003年に発売したシングル「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」が、6月6日(月)付のデイリーランキングで3位にランクイン。その際の枚数が公表され、0.3万枚だったことがわかった。

「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」は、最新の週間ランキング(集計期間5月30日(月)~6月5日(日))までの累積売上が269.7万枚に達しており、6日の0.3万枚を追加すると、なんと270万枚を突破していることになる。

シングルの累積売上が270万枚を突破するのは、2000年にサザンオールスターズ「TSUNAMI」が記録して以来、16年ぶり。ちなみに、「世界に一つだけの花」は今年初めの騒動により今週まで絶えず売上を伸ばしていたが、この一連の浮上により、複数の記録を達成している。

まず、歴代シングルランキングにおいて、小田和正「Oh! Yeah!/ラブ・ストーリーは突然に」の累積258万枚を逆転した。また、その後間もなく260万枚を突破したが、シングルの累積売上が260万枚を突破するのは、前述と同じく2000年サザンオールスターズ「TSUNAMI」以来16年ぶりだった。そして、半年に満たない期間で、そこからさらに10万枚をあっさりと上積みし、270万枚に到達したことになる。

この2016年、シングルが10万枚売れるのも、かなりの苦労を伴う事象である。10万枚売れれば大ヒットであり、一部のアイドル関連があっけなく数十万もの枚数を稼ぐが、あくまで例外である。そんな劣悪な環境下で、一部で流行しているいわゆる特典祭りの活用も一切なく、再発でもなく、盤種追加でもなく、イベント等の施策もなく、という、純粋に近い売上である。とにかく近年稀に見る高動向であり、まだ今後をも期待させる推移。ここまで売れるシングルはまったく珍しい。

なお、歴代シングルランキングをみると、270万枚を突破した「世界に一つだけの花」の上は、1994年リリースのMr.Children「Tomorrow never knows」の276万枚である。約6万枚という距離である。こちらもやはり逆転は容易ではない。「Tomorrow never knows」はミスチル最大のヒット作であり、逆転すればミスチルすべてのシングルを上回ることになる。

さらにその上には、CHAGE & ASKA「SAY YES」、米米CLUB「君がいるだけで」、前述のサザンオールスターズ「TSUNAMI」、「だんご3兄弟」といった、歴代最上位が控えている。さすがにこのレベルに言及するのは非現実的だが、こういった歴代最上位クラスに匹敵するシングルが、パッケージの売れない2016年現在も目下売上を伸ばしているというのが事実である。非常に興味深い現象であり、引き続き見守りたいところ。


※なお、「世界に一つだけの花」がシングルランキングのランクイン回数の記録も達成している。先日中島みゆき「地上の星/ヘッドライト・テールライト」の202週を上回り、歴代2位に浮上したとの報道があり。なお、歴代1位は夏川りみ「涙そうそう」の232週とのこと。
100位内ランクインに限ると、中島みゆき「地上の星/ヘッドライト・テールライト」が183週ほどランクインしており、歴代1位らしい。