・西野カナ新作発売。
・今週は、西野カナが2014年11月以来のニューアルバム「Just LOVE」を発売している。注目の売上ペースは、前作を上回っており、少なくとも初動の前作超えは間違いない状況。このまま最終的な累計でも、前作を上回ることができるかというところである。

今回のアルバムには、昨年9月に発売し、配信で大ヒットしたあの「トリセツ」が収録されている。「トリセツ」は紅白でも披露され、紅白後の配信ランキングでも再浮上し、さらなるヒットの拡大へ波及するほどの影響力をもった楽曲だったといえる。その効果なのか、アルバムも前作を大きく上回る状況。西野カナも2009年のブレイク後かなりの時間が経過しているが、人気は非常に根強い印象である。

その前作「with LOVE」だが、こちらにも大ヒットシングルである「Darling」が収録されていた。しかし、「Darling」の発売後わずか3か月でのアルバムの発売で浸透が進んでいなかったせいか、アルバムの初動はあまり伸びず、2013年のベスト盤2枚の初動を下回り、あわや10万割れといった状況だった。しかし、最終的な累計は26万を突破しており、2.6倍の伸び、トップ10入り週数も初登場1位から9週連続という、近年稀に見るロングヒットだったのである。

そして今回「Just LOVE」は、火~金の4日間の累計が10.0万枚と、前作初動に並んでいる。残り土・日を残していることから、前作を超え、どこまで伸びるのかが焦点となっているのである。

収録曲は、シングルとしてカラオケでもヒットした「もしも運命の人がいるのなら」「トリセツ」、最新シングル「あなたの好きなところ」、めざましテレビタイアップの「Have a nice day」というように、話題性も抜群である。売上維持だけでも難しいこの頃、売上アップを果たしている西野カナの支持は本物である。「トリセツ」は現在でも、目下カラオケランキングのトップ5常連である。このような好条件の中、西野カナがどこまで売上を伸ばすのか、注目である。

「with LOVE」
3.9→1.8→1.1→1.0→1.0→1.0(累積10.0万枚・初動10.0万枚)
「Just LOVE」
4.8→2.5→1.4→1.2(累積10.0万枚・ただし4日間)

上記の通り、西野カナは前作超えペース。また、今回の西野カナは、前作と違い、前日から半減以上している日がない。前作では2日目が半減以上である。これは前回よりも推移が緩やかということであり、それだけ浸透している様子が伺えるといえる。前作では金~日の3日間、ほぼ横ばい推移となっているが、今回は果たしてどうなるだろうか。

・先週のランキングで、ドリカムの裏ベストが初登場1位を獲得した。こちらはもちろん快挙だが、それにつられて持ち上がってきたのが、昨年発売の正規ベストである。順位は11位と、惜しくもトップ10返り咲きはならなかったが、0.8万枚を売り上げた。そして昨年からの累計はなんと89.1万枚。一度もトップ100から漏れない驚異のロングヒットと、今回の裏ベストの相乗効果となり、ついに90万に肉薄している。

最近90万を突破するアルバムは非常に少ない。つい先日、三代目JSB「PLANET SEVEN」が達成しているが、あとは嵐「Japonism」くらいである。振り返ってみると、意外にも「90万」の壁が分厚いように思われる。

嵐は「Japonism」こそミリオンだが、「THE DIGITALIAN」「LOVE」は80万台。ユーミンの2012年のベストも80万台。今でも時折復活してくる2008年の竹内まりやのベストも80万台である。このように、最近はミリオンはもちろん90万も遠いように思われる。

しかし、今回のドリカムは再び勢いを上げており、90万を超える可能性が高い。今週のデイリーランキングでは、トップ10入りこそ少ないものの、前週の勢いは続いている。ドリカムは正規ベスト・裏ベストともに注目である。