西野カナなどについて。
・先週西野カナについて言及したが、やはり最終日に逆転し1位を獲得した。西野カナはこれで2週連続1位となり、西野カナにとって2週連続1位は2010年の「to LOVE」以来6年ぶりである。

「to LOVE」は初動29万→2週目11万という桁違いの勢いを誇った作品であり、今回2週連続1位とはいえ、売上の規模はまったく及んでいない。「to LOVE」も、今振り返るとなぜあそこまで売れたか疑問も残るところであるが、それにしてもよく売れたものである。当時は「会いたくて会いたくて」が配信・シングル両面でヒットし、シングルも自己最高をマークしていただけではなく、2009年のブレイク以降の上り調子が続き人気上昇の波がピークに達し、アルバムが爆発したといったところか。ブレイク途上のアーティストのアルバムが爆発するのはよくあることであり、コブクロのベスト、嵐のベスト、さらに昔で言えば宇多田ヒカルのデビューアルバムなど、枚挙に暇がない。

今回の西野カナも、売上規模は6年前に及んでいないが、「トリセツ」という大ヒットを新たに誕生させているのは非常に大きい。枚数に差はあっても、支持の大きさは6年前と比較しても決して引けをとらないといえる。

・ドリカムが先日裏ベストを発売し、1位を獲得したが、1年前の正規ベストも引き続き相乗効果が継続している。最新の結果では、0.5万枚を売り上げ、13位にランクイン。そして、累積売上が90.4万枚となり、ついに90万枚を突破したのである。

これも先日言及したが、女性ボーカルのベストは90万が壁になっているケースがままある。2008年の竹内まりや「Expressions」は累積85.6万枚。2012年の「松任谷由実40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。」も累積89.2万枚である。しかし、今週ドリカムが90万の壁を突破している。(※)

ドリカムは先週54週目にして10位と、トップ10返り咲きも果たしている。90万を突破する段階でもこの勢いのため、息が続けばゆくゆくはミリオンが射程に入ってくる。ドリカムがミリオンとなれば、2000年のベスト盤以来だと思われるが、当時から16年経過してもなお、ミリオン近くまで売上を伸ばしている底力は、すごいものである。


※ちなみに、先日ベスト盤を発売した絢香が2009年に発売したベスト盤は、90万を超えている。