・今週は松任谷由実が「宇宙図書館」をリリース。
・今週は、大ベテラン松任谷由実による新作「宇宙図書館」が発売され、デイリーランキングでも1位をキープしている。今回のアルバムは3年ぶりとなるが、いつにもましてメディアへの露出が多いのが最大の特徴である。発売前の段階で、日本テレビ系「行列のできる法律相談所」や、フジテレビ系「SMAP×SMAP」と、すでに二つの番組に登場している。このようなメディア出演もあり、売上は好調なものとなっている。

また、注目点は売上だけではなく、むしろ順位の方にある。今週はデイリー1位をキープし続けている状況であり、すなわち週間でも初登場1位を獲得する可能性が高い情勢である。ただ、週間1位の障壁となりうるのが、先週1位の嵐である。嵐は2週目には毎度の急落を起こしているものの、ユーミンとは僅差の争いであり、金曜日までの段階でも、嵐がわずかに約1000枚リードしている程度である。

残すは土日であり、土日の動きで勝敗が決まるが、どちらかといえば、ユーミンに分がありそうである。嵐は固定系であるため、休日に回復を起こすような、先日の宇多田ヒカルのようなタイプではない。一方のユーミンは、アイドルが固定ファン相手に商売するのとは違い、幅広い層に訴求ができるタイプであると思われる。当然土日の回復もユーミンに起こる可能性が高そうだ。よって、ユーミン1位の可能性は十分考えられる。

仮にユーミンが週間でも1位となれば、2012年のオールタイムベスト「松任谷由実40周年記年ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。」以来で4年ぶり。ベストを除くと、1997年まで遡り、オリジナルアルバム「Cowgirl Dreamin'」以来で19年ぶりである。「Cowgirl Dreamin'」は、その前のオリジナルアルバム「KATHMANDU」まで8年連続8作連続で続いていたミリオンが途切れた作品でもあり、オリジナルアルバムでは現時点で最後の1位作品である。収録曲は「まちぶせ」「最後の嘘」といった、ユーミンがシングルでもヒットを飛ばしていた頃の作品である。

つまりは、今回1位になれば、売上絶頂期以来の記録となる。メディア出演を期に、久々の記録を樹立できるのだろうか。まずはここが注目点となる。

・同じくユーミンについて。ユーミンの新作が好調なのは言及したが、ここへきて2012年のベスト「松任谷由実40周年記年ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。」が、大きく息を吹き返しているようである。これも、おそらくは日曜日に放映された「行列のできる法律相談所」効果だと推測される。デイリーランキングでも、日曜日には50位圏外だったものの、月曜にはなんと8位。いきなりのトップ10入りである。月曜は一週間で最も枚数が低く、特に最近は非常に低レベルとはいえ、順位面で明らかに効果が出ている。そしてその後も、30位→24位→20位と、着実に売上を伸ばしているのである。なお、Amazonにおいても同作が上位をキープしており、こちらにも影響が及んでいる。

ちなみに「日本の恋と、ユーミンと。」は先週159位だった。今週は月曜からデイリー50位内を維持していることから、大きく順位を上げる可能性が高い。ちなみに、同作の発売からの累積枚数は、先週までで89.8万枚。今週具体的にどの程度売れているかはよくわからないが、早ければ今週中に90万枚を突破することも考えられる状態である。

このように、ユーミンが単に新作が好調なだけではなく、最新ベストまで大きく売上を回復させている状態。週間ランキングの結果がどうなるのか。今週はユーミンの活躍に注目したい。